歯を失った後の治療とは
ムシ歯や歯周病、かみ合わせなどが原因で失ってしまった歯を補うために、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの人工物で治療を行います。治療に要する時間や費用、さらには患者さんご自身の状態に合わせて、ふさわしい治療法を選択して治療していきます。
歯が抜けたままにしていることによって生じる5つの問題
- 咀嚼障害（咬む力、機能を失う）
- 歯列不正の誘発（抜けた歯の周囲の歯が動く）
- 発音障害（話しづらくなる）
- 審美障害（見た目が悪くなる）
- 虫歯、歯周病の誘発
歯が抜けたときの3つの補綴治療
入れ歯
取り外し式の補綴装置
＜メリット＞
- 歯を削る量が少ない
- 歯を多く失った場合にも対応可能
＜デメリット＞
- 違和感、異物感がある
- 入れ歯を支える歯に負担がかかる
- 保険の入れ歯だと金属のバネが見えることがある
*金属が見えない保険外の入れ歯もあります
ブリッジ
両隣の歯を削り、歯がない部分も含めて差し歯で被せる治療
＜メリット＞
- 違和感が少ない ・自分の歯と噛み心地が近い
＜デメリット＞
- 歯を削る量が多い
- 両隣の歯に負担がかかる
- 奥歯に作る場合は、保険治療だと銀歯になる
*保険外だと白いタイプも選べます
インプラント
人工の歯根を骨の中に埋め込み欠損部を補う治療
＜メリット＞
- 違和感がなく自分の歯のように噛める
- 審美性が良い
- 周りの歯を削る必要がない
- 周りの歯に負担がかからない
＜デメリット＞
- 保険適応外のため費用がかかる
- 手術が必要である
- 治療期間が長くなる場合がある
早期治療によりお口の健康を守りましょう。
歯を抜けたまま放置していると多くの悪影響が発生するため、早期の治療が必要です。
入れ歯・ブリッジ・インプラント、３つの補綴治療にはどれもメリット・デメリットがありますが、患者様の置かれている状況や口の中の環境、価値観に基づいた治療法を提案いたしますので、ご納得をした上で選択してください。